
はじめに:腕時計も立派な投資対象
「投資」と聞くと、多くの人は株式や不動産を思い浮かべるでしょう。ですが、実は 腕時計 も資産としての価値を持ち、うまく選べばリターンが期待できる投資対象です。
たとえば、ロレックスの人気モデル「デイトナ」は、定価で購入できればすぐに数百万円のプレミアがつくことがあります。また、限定生産のコラボモデルは、発売直後に定価の数倍で取引されることもあります。
時計投資の魅力は、ただ値上がりを狙えるだけでなく、世界中どこでも換金しやすい「持ち運べる資産」であること、そして何より「身につけて楽しめる」点にあります。
この記事では、一般の方にもわかりやすく、時計投資の基礎・メリット・リスク・成功のコツ を解説していきます。
時計投資の魅力(メリット)

- 資産価値が落ちにくい
高級時計は生産数が限られており、需要に対して供給が追いつかない状況が続いています。特にロレックスやパテックフィリップは、中古市場で定価以上で取引されることもあり、価値が下がりにくいのが特徴です。 - 値上がり益が期待できる
人気モデルや限定モデルは、時間とともに価格が上昇することがあります。過去には、10年前に100万円で購入できたロレックスが、現在では200万円以上で取引される事例もあります。 - 世界中で換金しやすい
ロレックスやパテックフィリップは国際的に知名度が高く、世界中どこでも買い手を見つけやすい「持ち運べる資産」です。 - 身につけて楽しめる
株や不動産は所有しても日常で楽しめませんが、腕時計は投資対象でありながら日常で使用できます。所有する喜びやコーディネートの楽しさも味わえます。
投資価値が期待できるブランドとモデル

1.ロレックス(ROLEX)
・デイトナ(Daytona):入手困難で中古市場で高値。
・サブマリーナ(Submariner):価値が安定。
・GMTマスターII:「ペプシ」「バットマン」ベゼルが人気。
2.パテックフィリップ(Patek Philippe)
・ノーチラス:生産終了モデルはプレミア化。
・アクアノート:若い世代にも人気。
3.オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)
・ロイヤルオーク:ラグジュアリースポーツウォッチの代表。
4.オメガ(OMEGA)
・スウォッチ×オメガ「ムーンスウォッチ」:発売直後にプレミア化。
スピードマスター:安定した人気。
5.グランドセイコー(Grand Seiko)
・スプリングドライブ搭載モデル(例:SBGA211「スノーフレーク」):独自機構で海外人気も上昇。
・エボリューション9 コレクション(例:SLGH005「白樺ダイヤル」):デザインが新世代モデルとして注目。
・限定・記念モデル:周年記念や数量限定はプレミアがつきやすい。
高級素材モデル(ゴールド・プラチナ):希少性と保存価値が高い。
時計投資のリスクと注意点
1.偽物や改造品のリスク
正規店や信頼できる中古店での購入が必須です。
2.流動性の差
人気ブランドは売却しやすいですが、一般モデルは売れにくい場合があります。
3.相場の変動リスク
短期的な価格変動があるため、長期目線での保有が安全です。
4.維持費・メンテナンスが必要
オーバーホールなど維持費も投資コストとして考慮しましょう。
5.市場の情報格差
公式な相場データが少ないため、情報収集は必須です。
まとめ:楽しみながら資産を育てる選択肢

時計投資は「利益を得ること」と「所有する喜び」を同時に満たしてくれる珍しい投資です。
特にロレックスやパテックフィリップは価値が安定しており、限定モデルやコラボウォッチは短期間で値上がりすることもあります。
グランドセイコーも、スプリングドライブや限定モデルなど、将来的に海外市場で評価が上がる可能性があるブランドです。
初めて時計投資を考える方へのアドバイス

1.人気の定番モデルから始める
リセールが安定しているモデルが安心です。
2.購入先は信頼できるショップで
正規代理店や実績ある中古店を利用しましょう。
3.情報収集を怠らない
雑誌・専門サイト・オークション相場などをチェックして、チャンスを逃さないこと。
時計投資は、単なる金融商品以上の価値を持ち、ライフスタイルに彩りを加える存在でもあります。最初の一本を選ぶところから、時計投資の楽しみはすでに始まっています。
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